「今回は物価高乗り越え選挙だ」 公明・斉藤代表が第一声
公明党の斉藤鉄夫代表は3日、神戸市西区で参院選の第一声を行い、「今回は物価高乗り越え選挙だ」として賃金上昇や所得税減税、現金給付などを訴えた。消費税については「軽減税率のあるべき姿を追求する」と述べるにとどめた。演説の概要は以下の通り。
公明党はやると言ったらやり切る政党です。与野党を問わず、使い方が不明だった政策活動費。公明党は一円たりとも使っておりません。だから、公明党がリードしてこの政策活動費を廃止させました。
高額療養費制度。がん患者の方々の声を聞いて「見直しを凍結すべきだ」と石破茂首相に直談判し、一旦凍結させたのも公明党でございます。
今年は阪神淡路大震災から30年。災害対策基本法の大幅見直しを実現させました。その中に福祉の観点、被災者の命と暮らしを守る観点を盛り込ませたのも公明党でございます。
公明党はやると言ったらやり切る。やれないことは無責任にやれる、などとは言わない。
今回の参院選は、物価高乗り越え選挙です。最も基本的な政策は、物価上昇以上の賃金上昇、年金上昇です。
今年は物価高に賃金上昇、年金上昇が追いつかなかった。その分は物価高対策としてきちんと減税も行う。給付も行う。それが公明党の政策です。
減税は所得税減税。これは課税最低限をさらに上げていく。また、年少扶養控除などの控除対象も見直していきます。自動車の税金を安くします。暫定税率を廃止します。責任ある減税を行っていきます。
社会保障を支えている消費税については私たちは「税と社会保障の一体改革」当初から、食料品については5%が適当であるということを言ってまいりました。
社会保障をしっかり充実させるという基本理念のもとで、軽減税率のあるべき姿を追求してまいります。
減税には時間がかかります。その間、税収の上振れ分を使って、みなさまに還元をする現金給付。減税の恩恵をあまり受けない方々を重点的に、つまりお子さんや住民税非課税所帯の方々を中心に物価高対策として行っております。
野党の皆さんは、バラマキだと言う。そうではありません。物価高に追いつかない年金、賃金上昇の差額を埋めるための物価高対策であります。
そのことをしっかり自信を持ってこの選挙期間中訴えてまいりたい。そのように決意をしているところであります。
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