都民フ、参院選候補擁立見送り 他党も応援せず 小池氏は自公支援示唆

2025/07/01 19:06 

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 地域政党「都民ファーストの会」は1日、都庁内で記者会見し、参院選(3日公示、20日投開票)への対応について、国政進出を目指して設立した「ファーストの会」からの候補者擁立を見送ると発表した。また、他党や候補を党として応援しないことも決めた。都議選で都民フは31議席を獲得し、第1会派を奪還。参院選での動向が注目されていた。

 都民フの森村隆行代表によると、6月22日投開票の都議選前から独自候補の擁立を検討。しかし、都議選直後で支援体制が十分に整わないと判断した。一方、国民民主党の比例代表に出馬する予定の都民フ元都議については、有志で応援するとしている。

 森村氏は「我々の経営資源に限りもあり、新人が次の議会で即戦力として活躍できるよう力を注ぐ。都議選での他党との関わりや(参院選の)顔ぶれを見ての判断もあった」と述べた。

 一方、都民フの特別顧問を務める小池百合子知事は6月27日の定例記者会見で、参院選での自民、公明両党の支援を示唆し、候補の応援について「そういった流れになるかと思う」と述べていた。森村氏は「知事は知事の立場で活動する」と話すにとどめた。

 ファーストの会は2022年の前回参院選では1人を擁立したが、落選した。【柿崎誠】

毎日新聞

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