山尾志桜里氏「社会に貢献できる」 参院選で憲法改正訴える方針

2025/07/01 20:30 

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 元衆院議員の山尾志桜里氏が1日、東京都内で記者会見し、参院選(3日公示、20日投開票)の東京選挙区(改選数6、欠員補充1)に、無所属で出馬することを表明した。「国民民主党から公認の取り消しを受けた後、心の中を何度ものぞき込むように確認したが、中道政治を諦められなかった。無所属でも社会に貢献できると確信し、決意した」と述べた。

 山尾氏は国民民主から参院選比例代表への出馬を打診され、一度は擁立が決まったが、過去の不倫疑惑などを巡り党内やインターネット上で批判が続出。6月に公認が見送られ、離党した。

 記者会見で山尾氏は「当初の予定とは違う無所属での出馬は勇気が必要だった」としたが、「国家観をより自由に訴えていける」と意気込んだ。東京選挙区では国民民主からも2人が立候補予定。報道陣から「どちらかを落とすこともあるかもしれないが、リベンジ(復讐(ふくしゅう))か」と問われると「リベンジという考えは全くない」と否定。「党の統治能力に疑問はあるが、怒りを抱えた出馬ではない。国民民主党の機能不全を選挙の論点にするつもりはない」とも述べた。

 山尾氏は女性天皇の容認や自衛権の明文化などの憲法改正を主張している。【洪玟香】

毎日新聞

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