李大統領、日韓は「信頼の基盤を築いてきた」 対日批判を抑制

2026/08/15 15:58 

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 韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は15日、日本の植民地支配からの解放を記念する「光復節」の式典で演説した。日韓関係について、首脳が交互に相手国を訪問するシャトル外交を通じて「信頼の基盤を築いてきた」と評価。「今後も共通の利益のための協力の地平を広げる」と強調した。

 一方で「新たな韓日関係の光は、歴史の陰で今も痛みに耐えている方々に温かなぬくもりを届けなければならない」とも述べ、歴史問題での日本の努力を求めた。

 李氏は2025年6月の就任以来、実利を優先する「実用外交」を掲げ、対日協力を重視している。李氏の演説が始まる前の15日朝、小泉進次郎防衛相のほか、鈴木俊一幹事長ら複数の自民党幹部が靖国神社を参拝した。だが李氏は昨年の光復節での演説と同様、対日批判を控え、日韓協力を重視する姿勢を改めて打ち出した。

 李氏は演説で「(日本と)サプライチェーンやエネルギー、先端産業分野での協力を広げ、次世代間の交流基盤も着実に拡大してきた」と指摘。25年に日韓国交正常化から60年を迎えたことを踏まえ「平和と繁栄の新しい60年を日本政府と共に開いていくことを期待している」と呼びかけた。

 また李氏は北朝鮮に対し「互いに尊重し、不必要な対立をやめるべきだ」と述べ、改めて対話を呼びかけた。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権は李政権との対話を拒否し続けている。

 李政権は、北朝鮮の非核化を目指すより対話を優先する姿勢を強めている。李氏は昨年の光復節の演説で「核のない朝鮮半島」の重要性を指摘したが、今年の演説では、北朝鮮との対話を通じて「核能力の高度化を止める実効的な方策も議論できるだろう」と述べるにとどめた。【ソウル福岡静哉】

毎日新聞

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