サウジ、パキスタン、トルコが共同防衛協定締結 地域の安定図る

2026/08/07 23:26 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 サウジアラビアは7日、パキスタンやトルコと「共同防衛協定」を締結した。米国とイランの戦闘で中東各地に戦火が広がる中、イスラム教スンニ派が多数派を占める3カ国が安全保障分野で協力を深め、地域の安定を図る狙いがあるとみられる。

 パキスタン外務省の声明などによると、同国のシャリフ首相とトルコのエルドアン大統領がサウジ西部のメッカを訪問。サウジのムハンマド皇太子を含めた3者が協定に署名した。協定には「3カ国のいずれかに対するいかなる武力攻撃も、3カ国に対する攻撃とみなす」と規定されている。

 ロイター通信によると、トルコ当局者は「協定は特定の対象を念頭に置いておらず、防衛面に限って相互支援を約束するものだ」と語った。

 サウジは昨年9月、イスラム諸国で唯一核兵器を保有するパキスタンと相互防衛協定を締結した。トルコは北大西洋条約機構(NATO)で2番目に大きな兵力を擁し、中東への影響力を持つ。サウジはイエメンの親イラン武装組織フーシ派と衝突しているが、3カ国とも安保協力の具体的な内容は明らかにしていない。【カイロ古川幸奈】

毎日新聞

国際

国際一覧>

注目の情報