イラン代表団、カタール当局者と協議へ 訪問中の米とは予定なし
イランの代表団は1日、仲介国カタールの当局者と首都ドーハで協議する。イラン外務省などによると、カタールに保管されているイランの凍結資産約120億ドル(約1兆9000億円)の扱いが主な議題とみられる。米国のウィットコフ中東担当特使らもドーハを訪問中だが、イランとの直接協議は予定されていないという。
米イランは6月17日、戦闘終結に向けた覚書に署名した。米国は覚書でイランの凍結資産を引き渡すことを約束したが、その使途を巡り、見解の相違が浮き彫りになっている。
米国側は、自国の管理下で小麦や大豆などの米国産食料や医薬品の購入に充てられると主張。米財務省がドーハに拠点を設け、資金の配分を監督する方針を示す。これに対し、イランは資産の使途については自国が決定権を持つと主張してきた。
イランは凍結資産120億ドルのうち、60億ドルが先に解除されるとしている。カタール外務省のアンサリ報道官は6月30日、まだ資金はイラン側に送金されていないと述べた。
米国とイランの間では、ホルムズ海峡の通航などを巡る対立が続いており、覚書発効後の6月下旬も一時、攻撃の応酬があった。数日後に攻撃を停止することで合意したが、最終合意に向けた交渉は停滞している。【カイロ古川幸奈】
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