ミャンマーで1万カラット超の巨大ルビー発見 「吉兆」利用も

2026/05/09 18:52 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 世界的に見ても巨大な約1万1000カラットのルビーの原石が、ミャンマーで見つかった。国営紙グローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマーが9日までに伝えた。

 原石は4月中旬、北部モゴック近郊で発見された。1996年に同じ地域で見つかった2万1450カラットのルビーには及ばないものの、「色や透明度、品質に優れ、より価値が高い」としている。

 同紙は、親軍政権の大統領を務めるミンアウンフライン氏が、重さ約2・2キロの原石を手に取る写真を1面に掲載した。

 ミャンマーでは古くから、巨大なルビーの発見は国の繁栄を示す「吉兆」とされてきた。歴代の軍政指導者も、こうしたイメージを権威付けに利用してきたとされる。

 同国は世界有数のルビー産地で、特にモゴック周辺は良質な宝石が採れることで知られる。一方、採掘や流通を巡っては、国軍や少数民族武装勢力の資金源になっているとの指摘も絶えない。

 周辺地域は少数民族武装勢力タアン民族解放軍(TNLA)が一時制圧。昨年、中国が仲介した停戦合意を経て、国軍側が管理権を取り戻したとされる。【バンコク小泉大士】

毎日新聞

国際

国際一覧>

注目の情報