ロシアとウクライナ、3日間の停戦に応じる トランプ氏が仲介

2026/05/09 07:56 

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 トランプ米大統領は8日、ロシアの対ドイツ戦勝記念日にあたる9日から3日間、ロシアとウクライナが一時停戦することで合意したと発表した。両国は今月、それぞれ一方的に一時停戦を宣言したが、いずれも不調となっていた。今回は両国とも停戦に応じる姿勢を示しており、米国の仲介で実現するのかが注目される。

 トランプ氏は自身のソーシャルメディアで、「私が直接(停戦を)要請した」と明かした。ロシアとウクライナはそれぞれ捕虜1000人ずつを交換することでも合意したとし、「我々は日々、終戦に近づいている」と強調した。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、X(ツイッター)で「5月9~11日には停戦の体制が整えられなければならない」と表明。タス通信によると、ロシアのウシャコフ大統領補佐官(外交担当)も、トランプ氏の提案を「プーチン露大統領の指示により、露側として受け入れることを確認する」と述べた。

 ウシャコフ氏は、今回の合意は4月29日の米露首脳の電話協議などを受けたものだと説明。「我々の神聖な祝日である(9日の)ナチズムに対する勝利81周年と重なるのは非常に意義深い」とも語った。

 トランプ氏の発表に先立ち、露側は8、9両日の停戦を一方的に発表。その後、ウクライナ側は6日からの停戦を宣言したが、双方の攻撃は続き、非難の応酬となっていた。

 プーチン政権は9日の記念日を重視しており、毎年、モスクワの「赤の広場」で軍事パレードを実施してきた。今年は、ウクライナ側の無人航空機(ドローン)による露国内各地への反撃が激化している状況を踏まえ、パレードの規模を大幅に縮小すると決めている。【ベルリン五十嵐朋子、モスクワ真野森作】

毎日新聞

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