米就業者数、11.5万人増 市場予想大幅に上回る 4月雇用統計

2026/05/08 21:55 

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 米労働省が8日発表した4月の雇用統計(速報値、季節調整済み)によると、景気動向を敏感に示す非農業部門の就業者数は前月比11万5000人増となり、ロイター通信がまとめた市場予想(6万2000人増)を大幅に上回った。2月と3月の就業者数は計1万6000人下方修正された。失業率は4・3%で、前月から横ばいだった。

 長引く原油高を背景に、米経済は物価上昇(インフレ)の再燃が避けられない情勢となっている。連邦準備制度理事会(FRB)が4月に開いた会合では、インフレを警戒する参加者が目立った。市場では年内の利下げを見込む声が少ないだけでなく、利上げ路線への転換も織り込まれ始めている。今回は雇用市場の底堅さが確認できる内容で、こうした見方が補強されそうだ。

 雇用統計はFRBが金融政策を判断する上で重視する主要な経済指標の一つ。結果次第でFRBの政策見通しが変化し、ドル円相場が円安・ドル高に進む展開も考えられる。日本政府・日銀は4月末から複数回円買い介入を実施し、円安進行を阻止する構えを見せており、雇用統計への注目度が高まっていた。【ワシントン浅川大樹】

毎日新聞

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