イエメン親イラン組織・フーシ派 「イスラエルにミサイル発射」

2026/03/28 20:09 

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 イスラエル軍は27日、イラン各地で核関連施設や製鉄所などの重要インフラ施設を相次いで空爆した。28日で対イラン軍事作戦の開始から1カ月。イスラエルは、トランプ米大統領が模索する早期の戦闘終結を警戒し、攻撃のペースを速めているとみられる。

 イランメディアによると、攻撃されたのは西部アラクの重水炉と中部ヤズド近郊にあるウラン精鉱(イエローケーキ)製造施設、中部イスファハンと南西部フゼスタン州の製鉄所など。アラグチ外相はX(ツイッター)で、標的には発電所も含まれており、発電所攻撃を10日間延期するとした米政権の説明と「矛盾している」と批判した。

 イランの革命防衛隊は、米イスラエルと関連する中東地域の工業拠点への報復を警告。攻撃の応酬が懸念され、米イランの交渉にも影響する恐れがある。

 ロイター通信によると、イエメンの親イラン武装組織フーシ派は28日、イスラエルに向けてミサイルを発射したと発表した。フーシ派による攻撃が確認されるのは初めて。「すべての戦線で侵略が終わるまで作戦を継続する」としている。

 原油輸送の要衝ホルムズ海峡が事実上封鎖される中、フーシ派が紅海などでの商船攻撃を再開すれば、さらなる混乱は必至だ。

 イランの反撃も続いている。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、サウジアラビアの空軍基地に27日、イランが発射したミサイルが着弾し、米兵12人が負傷した。【エルサレム松岡大地、ニューデリー松本紫帆】

毎日新聞

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