イスラエルがイラン攻撃強化 核施設空爆 早期の戦闘終結警戒か

2026/03/28 13:39 

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 イスラエル軍がイラン各地で重要施設への攻撃を強めている。27日には複数の核施設や製鉄所を立て続けに空爆。イスラエルメディアによると、軍はトランプ米大統領による早期の戦闘終結宣言を警戒しているといい、攻撃のペースを速めているとみられる。

 イランメディアによると、27日に攻撃を受けたのは、イラン西部アラクの重水炉と中部ヤズド近郊にある濃縮ウランの原料となるウラン精鉱(イエローケーキ)の製造工場、南西部フゼスタン州と中部イスファハンの製鉄所。

 イスラエル軍は、アラクの重水炉が核兵器の原料となるプルトニウム製造の拠点だったと主張。昨年6月の戦闘でも空爆したが、イランが「再建する動きがあった」としている。ウラン精鉱の製造工場も「核開発計画を巡る重要拠点だった」として攻撃を正当化した。イラン原子力当局は、いずれの施設も施設外への放射能漏れはないとしている。

 これに対して、イランのアラグチ外相は「イスラエルは重い代償を払う」と警告。イスラエル中部テルアビブでは27日夜、イランからの弾道ミサイルが着弾し、1人が死亡した。精鋭軍事組織・革命防衛隊は、中東のイスラエルや米国に関連する工業拠点を攻撃すると主張しており、攻撃の応酬がさらに激化する恐れがある。【エルサレム松岡大地】

毎日新聞

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