BTS無料公演、ソウル市が雑踏事故警戒 周辺に20万人との推測も

2026/03/09 21:48 

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 韓国の人気音楽グループBTSが3月21日にソウル中心部で無料開催するコンサートを巡り、ソウル市は9日に安全対策会議を開き、雑踏対策などを発表した。当日は公演の6時間前から地下鉄の最寄り駅に停車しないようにするほか、会場周辺に約3400人の消防や関係機関の要員を配置する方針だ。

 コンサートは21日午後8時から朝鮮王朝の王宮「景福宮」前の光化門広場で開かれる。海外からの来場者も見込まれ、ステージ周辺には最大で20万人が集まるとの推計も出ている。

 ソウル市では2022年10月に繁華街・梨泰院で日本人2人を含む159人が死亡した雑踏事故が発生しており、人出を警戒する声も出ている。このため、市は警察などと連携し、特に人混み対策を強化する。

 市によると、会場周辺には仮設トイレなど2500基以上を確保する計画。また、最寄りの光化門駅は午後2~10時まで、市庁駅と景福宮駅は午後3~10時まで無停車通過する。徒歩圏内の乙支路入口駅なども混雑状況に応じて通過し、市内バスは迂回(うかい)運行する。イベント終了後は、地下鉄が増便して運行される予定だ。

 市の外国人からの相談を受け付けるコールセンターは、公演前日から当日までの2日間、英語、中国語、日本語、ベトナム語、モンゴル語に対応可能な人員を拡大する。会場付近でも外国語対応可能な人員70人を含む、案内ボランティア約600人を配置するとしている。11日からは市の公式ホームぺージに、関連情報の特設ページが公開される。

 呉世勲(オ・セフン)ソウル市長は9日に関係機関を集めた「安全管理合同点検会議」を開催し、「最後の一人の市民が無事に帰宅した時に、私たちの任務は終わる」と強調。「今回のイベントが市民の皆さんにとって楽しい祭りとなり、全世界のファンに『ソウルは安全も品格が違う』という印象を残せるよう、最後まで隙間(すきま)なく準備してほしい」と指示した。【ソウル日下部元美】

毎日新聞

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