米軍、シリア南部のIS掃討拠点撤収 基地は暫定政権の管理下に

2026/02/13 08:07 

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 米中央軍は12日、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦のためシリア南部タンフに駐留していた米軍が撤収を完了したと発表した。シリア暫定政権の国防省によると、タンフの基地は米国と調整の上でシリア軍の管理下に移されたという。

 同基地は2014年、米軍を主体とする有志連合軍がIS掃討作戦を開始して以降、重要拠点として使用されてきた。米中央軍のクーパー司令官は声明で「米軍はISのいかなる脅威にも対応する態勢を維持している」と述べた。

 基地はシリアとイラク、ヨルダンの3カ国が接する国境付近に位置する。国営シリア・アラブ通信などによると、シリア軍はすでに基地や国境沿いに展開しているという。

 シリアでは、クルド人主体の武装組織「シリア民主軍」(SDF)も米軍の支援を受けてIS掃討にあたってきたが、1月末、シャラア暫定大統領が率いる暫定政権との合意によりシリア軍に編入されることが決まった。トランプ米政権は暫定政権との関係強化を進めており、昨年11月に行われた首脳会談でもIS掃討が議題となっていた。【カイロ金子淳】

毎日新聞

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