米下院議長、トランプ氏の3期目は「道筋見えず」 改憲を困難視
米共和党のジョンソン下院議長は28日、2029年1月に2期目の任期を終えるトランプ大統領が3期目を目指さないとの考えを示した。3選を禁じる「憲法改正の道筋が見えない」と述べ、トランプ氏も同じ認識を共有していると強調した。
合衆国憲法は修正第22条で「誰も大統領職に2回を超えて選出されることはできない」と明記している。一方、25年1月に2期目の大統領に就任したトランプ氏は3期目に対する意欲を繰り返しほのめかし、一族が経営する企業も「TRUMP2028」のロゴが入った帽子などを販売している。
トランプ氏は27日、記者団から3期目を目指す考えについて問われて「やってみたい。私の支持率は最高だ」と答える一方、バンス副大統領とルビオ国務長官を「素晴らしい人材だ」と称賛し、有力な後継候補との認識を強調。3期目の可能性を排除しないかとの質問には答えをはぐらかした。ただ、副大統領として出馬する可能性については「理論上許される」としたが、「あまりにこざかしい。国民は好まないだろう。適切ではない」として明確に否定した。
ジョンソン氏は、憲法改正には連邦議会上下両院で3分の2以上の賛成と、全米50州のうち4分の3以上の州議会の承認が必要だとし、「10年かかる」と説明。「憲法上の制約については大統領とも話し合い、理解されている」と明かした。そのうえで「大統領は過剰に反応する民主党をからかっているだけだ」と述べた。
米紙ニューヨーク・タイムズは、トランプ氏が3期目をほのめかす背景として、政権末期の「レームダック(死に体)」を避けて存在感を維持する狙いがあるとの見方を示している。【ワシントン金寿英】
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