台湾野党・国民党主席選挙 6人立候補 政権奪回へ問われる指導力

2025/09/20 18:29 

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 台湾の最大野党・国民党は20日、10月18日に投開票される主席(党首)選挙に6人が正式に立候補したと発表した。12年ぶりの政権奪回を目指す2028年の総統選挙に向けて、党勢拡大を図る指導力が問われる。

 立候補したのは立法委員(国会議員に相当)の羅智強(らちきょう)氏(55)や元台北市長の郝竜斌(かくりゅうひん)氏(73)、前立法委員の鄭麗文(ていれいぶん)氏(55)ら。任期は4年。

 選挙戦では米国や中国に対する姿勢や経済振興策などについての論戦が予想される。26年秋の統一地方選やその後の総統選に向けて、党をまとめる能力や人脈も注目されそうだ。

 主席選では、総統選の党候補となる人物として名前が出ている盧秀燕(ろしゅうえん)・台中市長の出馬を求める声も党内から上がったが、盧氏は不出馬を表明。現主席の朱立倫(しゅりつりん)氏も再選を目指さない考えを示していた。【台北・林哲平】

毎日新聞

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