「不死も実現できる」 中露首脳が“長寿”談議 マイクが音声拾う

2025/09/04 12:34 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 中国の習近平国家主席(72)とロシアのプーチン大統領(72)が、3日に北京で開催された「抗日戦争勝利80年」の記念行事が始まる前に雑談している様子を、メディアのマイクがとらえた。習氏は「今世紀中に150歳まで生きられるようになるだろう」などと述べ、プーチン氏は「不死さえも実現できる」と応じた。米ブルームバーグ通信やロイター通信などが4日までに報じた。

 習氏とプーチン氏は行事の開始前、並んで歩きながら通訳を介して雑談した。ブルームバーグによると、中国国営中央テレビが配信した映像と音声を分析したところ、習氏は「以前は(人間が)70歳まで生きることはほとんどなかったが、最近では70歳になってもまだ子供だ」と述べた。

 プーチン氏はこれに応じ、「バイオテクノロジーの発展により、人間の臓器は継続的に移植されるようになり、人々はますます若く生きられる。不死さえも成し遂げられる」と語った。

 すると習氏は「予測では今世紀中に150歳まで生きられるようになる可能性がある」と述べた。

 習氏は2013年に国家主席に就任し、現在3期目。憲法が2期10年までとしていた国家主席の任期を18年の改憲で撤廃した。プーチン氏も20年の改憲によって、最長で36年まで大統領を続けられるようにした。

 2人の首脳のそばには北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記もいたが、金氏の発言は確認されなかった。【ソウル福岡静哉】

毎日新聞

国際

国際一覧>

注目の情報