「ハマスが一時停戦案を承諾」と報道 イスラエルの出方焦点に

2025/08/19 00:45 

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 ロイター通信や中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」などは18日、パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスが仲介国の提示した停戦案を承諾したと報じた。詳細は不明だが、仲介国は60日間の一時停戦案を示していたとみられ、今後、イスラエル側にも受け入れを求めるという。

 報道によると、停戦案は17日に仲介国カタールなどがハマスに提示した。18日にはエジプトでハマス側との協議も開かれ、停戦案を承諾するよう圧力をかけたという。

 一時停戦を巡る交渉は7月にも、一時本格化したが、イスラエル軍の撤退範囲や人道支援の方法などを巡り決裂していた。イスラエルはその後、ガザ市を制圧する計画を立案して圧力を強めており、ハマスが妥協した可能性がある。

 一方、トランプ米大統領は18日、自身のソーシャルメディアで「ハマスに立ち向かい、破壊したときにのみ(ハマスに拘束されている)人質の帰還を実現できるだろう!!! 早ければそれだけ成功の可能性は高い」と投稿し、イスラエルによる軍事作戦の強化を支持する姿勢を示した。【カイロ金子淳】

毎日新聞

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