米露首脳がアラスカで会談 ウクライナ停戦へ進展の有無が焦点
米国のトランプ米大統領とロシアのプーチン大統領は15日(日本時間16日未明)、米アラスカ州の最大都市アンカレジで会談した。最大のテーマはロシアが侵攻を続けるウクライナでの停戦だ。トランプ氏は、ロシアの出方を見極めたうえで、ウクライナのゼレンスキー大統領を加えた3者会談につなげたい考え。しかし、ロシアとウクライナの主張は隔たっており、停戦に向けた進展が得られるかどうかは不透明だ。
米露首脳が対面で会談するのは、ロシアが2022年2月にウクライナ侵攻を始めて以降では初めて。プーチン氏が米国を訪れるのは15年9月以来で約10年ぶりだ。
会談は米軍施設のエルメンドルフ・リチャードソン統合基地で開かれた。両首脳は冒頭、短時間の写真撮影には応じたものの、記者団の質問には答えなかった。
これに先立ち、同基地には、トランプ氏の専用機が先に着陸した。プーチン氏の飛行機が到着するのを待ち、2人がほぼ同時にそれぞれ降機。トランプ氏がプーチン氏を出迎える形で握手し、互いに言葉を交わして笑顔を見せた。
ホワイトハウスのレビット報道官によると、冒頭に予定されていたトランプ氏とプーチン氏の通訳を介した2人だけの会談は、双方3人ずつが出席する形式に変更となった。米側はトランプ氏のほか、ルビオ国務長官とウィットコフ中東担当特使が参加する。その後は双方の参加者を増やし、拡大会合と昼食会が開かれるという。
終了後には記者会見が行われる予定だ。露側は両首脳の共同会見になると発表したが、トランプ氏は共同で開くかは会談の結果次第だと説明している。【アンカレジ松井聡】
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