日本最南端のスキー場が廃業へ 宮崎・五ケ瀬町長「苦渋の判断」

2026/07/07 19:57 

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 宮崎県五ケ瀬町は7日、町の第三セクターが運営するスキー場「五ケ瀬ハイランドスキー場」を廃業する方針を発表した。1990年12月の開業以来、国内最南端のスキー場として親しまれたが、暖冬による雪不足や設備の老朽化で来場客が減少し、赤字経営が続いていた。

 小迫幸弘町長が記者会見し、「営業を続けるのは極めて困難。なんとか復活してもう一度たくさんの人に来ていただきたいと頑張ってきたが、苦渋の判断だった」と話した。町議会もスキー場の廃止に全会一致で同意した。今年の冬は営業せず、今後はスキー場がある森林公園の活用を検討し、国有林の返却を林野庁と協議する。

 町によると、最盛期の90年代半ばには冬場に年9万人前後が訪れたが、雪不足などで来場客が減少。町は99年度に人工造雪機を導入したが、昨シーズンは来場客が1万5000人まで落ち込んだ。赤字経営が続き、2025年度の町からの支出は1億4000万円に膨らんでいた。

 九州のスキー場は22年に佐賀市の天山スキー場が廃業し、今回の五ケ瀬町の決定で、大分県九重町の「くじゅうスキー場」の1カ所になる。【塩月由香】

毎日新聞

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