MUFG・半沢社長、最先端AIはサイバー攻撃から「守る機能も」

2026/07/07 00:00 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 4月に三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)社長に就任した半沢淳一氏(61)が6日までに毎日新聞のインタビューに応じた。

 米アンソロピックが開発した新型人工知能(AI)「クロード・ミュトス」の登場によって高度化したサイバー攻撃への対応が金融機関にとっては喫緊の課題だ。半沢氏は従来の対策とは「前提が変わった」と危機感を高める。その一方で、最先端AIは攻撃からシステムを「守る機能も持っている」との認識を示し、期待も表した。

 金融庁は5月、金融機関に対し、サイバー攻撃に備えて、システムを一時停止させることも含めた対応策を取るよう要請した。

 半沢氏は「お客様の利便性より、財産の保護を重視してシステムを止める可能性もある」と話す。現在、システムが停止した場合の周知の方法や、代わりとなるサービスの提供方法などを検討しているという。

 一方で、ミュトスのような最先端AIには、システムの脆弱(ぜいじゃく)性を早期に発見し、攻撃を受ける前にシステムを自動的に修正できるようにする可能性もある。

 半沢氏は「まずはサイバー攻撃にどう対応していくかだが、長い目でみれば『守り』もしっかりできる機能を持っているのではないか」と強調した。【高田奈実】

毎日新聞

経済

経済一覧>

注目の情報