西鉄貝塚線と地下鉄箱崎線の直通協議が加速 「6両案」含め検討
福岡市と西日本鉄道は2日、地下鉄箱崎線(6両編成)と西鉄貝塚線(2両編成)の直通運転について前向きに検討する方針を明らかにした。直通運転構想はこれまでにもあり、3両での乗り入れや2両と4両の増結が議論されたが、編成の違いもあり難航していた。今後、貝塚線を大規模改修して6両で乗り入れる新たな案を加えて、最適な方式を詰める。
福岡市の高島宗一郎市長と西鉄の林田浩一社長がこの日、市役所で会談し、確認した。高島市長は「6両案を含めて幅広に検討したい。長い間の課題を実現できれば」、林田社長は「二人三脚で知恵を出しながら検討を深めたい」と述べた。
貝塚線は福岡市東部の貝塚駅と福岡県新宮町の西鉄新宮駅の約11キロを結ぶ。貝塚駅で箱崎線に接続しているが乗り換えが必要で、国土交通省の2024年度調査によると、朝の混雑率は164%で全国2位。6両で相互乗り入れできれば輸送力が大幅に伸び、乗り換えずに市中心部に行けるようになる。
沿線の福岡市東区は人口が増え、鉄道利用者も増加。地下鉄の車両が軽くなり、施設改修費も少なく済む見通しになったため「現実的な選択肢として6両案もあり得る」と両者で一致した。乗り入れ区間は今後、検討する。6両で乗り入れる場合、貝塚線の全駅の改修が必要で、数百億円の設備投資が必要になるとみられる。
貝塚線の直通運転は1997年に本格検討に入ったが紆余(うよ)曲折があり進んでいなかった。高島市長が昨年12月に再検討する意向を表明し、西鉄も3月に発表した中期経営計画の重点施策に盛り込んでいた。【宇都宮裕一、井土映美】
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