元FRB議長のグリーンスパン氏死去 100歳 在任18年半

2026/06/22 20:53 

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 約18年半にわたって米連邦準備制度理事会(FRB)議長を務め、巧みな金融政策運営で米経済の長期安定を支えたアラン・グリーンスパン氏が22日、死去した。100歳だった。米NBCテレビが報じた。

 1926年、ニューヨーク生まれ。コンサルタント会社経営などで卓越した経済分析が認められ、74~77年にフォード政権下で経済政策の立案や助言を行う大統領経済諮問委員会(CEA)の委員長を務めた。レーガン大統領(当時)の指名を受けて87年8月にFRB議長に就任。2006年1月末に後任のバーナンキ氏と交代するまで議長職を務めた。

 就任直後の87年10月には、米市場で株価が大暴落した「ブラックマンデー」に直面したが、金融・経済システムの下支えに全力を挙げる姿勢を声明で発表するなど、素早い対応で危機拡大を防いだ。

 その後も91年の湾岸戦争や97年のアジア通貨危機、2001年の米同時多発テロなど度重なる危機を乗り切った。政策金利の上げ下げなどを適宜実施し、90年代の長期にわたる安定的な景気拡大に大きく貢献した。

 豊富な経験と功績、弁舌巧みな市場との対話によってグリーンスパン氏はFRB議長時代に、国際金融界で「マエストロ(巨匠)」と呼ばれ、カリスマ的存在として絶大な影響力を発揮した。一方で、在任中の低金利政策が、退任後の金融危機を引き起こした住宅バブルの要因となったとの批判も浴びた。

毎日新聞

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