「紅プリンセス」流出疑惑 愛媛知事、農相に政府支援を要請

2026/06/22 18:22 

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 愛媛県が開発した高級かんきつの新品種「紅プリンセス」が中国に流出したとみられる問題で、中村時広知事は22日、東京・霞が関の農林水産省で鈴木憲和農相に面会した。中国で流通の実態などを調査するに当たり、県による国境をまたいだ調査には「限界がある」として、政府の支援を求める緊急要望書を鈴木氏に手渡した。

 県は、約20年かけて紅プリンセスを開発した。2022年の国の品種登録後、25年春に国内で本格販売が始まった。

 県は苗木の販売は許可をした業者に限定し、量販店での販売を禁止するなどの対策をしてきた。

 だが、政府は類似の名称の苗木が中国で販売されている事実を把握している。県は19年に中国で品種登録を申請したが、完了していない。

 緊急要望では、中国で手続き中の品種登録や権利侵害を防ぐための交渉などの面で協力を求めた。

 鈴木氏はこの日の記者会見で、愛媛県による中国での調査に関して「証拠の収集や警告状の送付、訴訟などを行う場合に必要な支援をする」と述べ、県と連携していく認識を示した。

 また、農水産物のブランド品種を開発した自治体や研究機関に代わり、海外での品種登録の出願や契約交渉、無断栽培者への損害賠償請求などを進める官民連携の機関を「8月までに立ち上げたい」と話した。【鶴見泰寿】

毎日新聞

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