AI「ミュトス」へのアクセス権、日本政府と3メガバンクに付与

2026/06/02 22:47 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 米新興企業アンソロピックは2日、自社の新型人工知能(AI)「クロード・ミュトス」へのアクセス権を約150の組織に付与したと公表した。日本政府関係者によると、日本政府と3メガバンクも含まれる。2日夜に金融庁で記者団の取材に応じた片山さつき金融担当相は、金融機関以外にも日本の経済安全保障上、重要なインフラ組織も入っているとの認識を示した。

 3メガなど関係する組織は、サイバー攻撃からの防御に活用する。

 ミュトスはソフトウエアの脆弱(ぜいじゃく)性を発見する能力が高く、悪用されれば防御側の対応が追いつかないスピードで攻撃されるリスクがある。セキュリティー上のリスクになることを踏まえ、同社はミュトスへのアクセス権を制限していた。

 日本政府は5月12日にベッセント米財務長官から、2週間以内にアクセス権を付与すると伝えられていた。片山氏は「ベッセント氏との約束が果たされた。世界が震撼(しんかん)している話なので、最先端でその準備に立てるようになった。新たな知見を得て、より皆さまに安心いただけるような防御法を編み出すことができる」と述べた。【横見知佳】

毎日新聞

経済

経済一覧>

注目の情報