米、インフレ継続なら過半数が「利上げ適切」 4月のFRB会合

2026/05/21 10:43 

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 米連邦準備制度理事会(FRB)は20日、3会合連続の金利据え置きを決めた4月の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録を公開した。中東情勢の混乱に伴う原油高で物価上昇(インフレ)が再燃する中、参加者の過半数はインフレ率が2%を上回る状態が続く場合、「利上げによる金融引き締めが適切となる可能性が高い」との考えを示した。

 また、FRBが文書で今後の金融政策の手段として利下げを示唆している点について、多くの参加者が「(4月の)会合後に削除することが望ましい」と述べていた。インフレ率の高止まりや中東情勢の混乱の長期化などを踏まえ、従来の予想より長く金利を据え置く必要が出てくる可能性があるとの見方が強まった。

 多くの参加者は、戦闘が収束した後も「サプライチェーン(供給網)の混乱や原油高が、物価の継続的な上昇圧力になる」と予想した。

 ただ、一部の参加者からは、中東の混乱が早期に収束して原油高の影響が後退すれば、「今年後半の利下げが正当化される」との意見も出た。【ワシントン浅川大樹】

毎日新聞

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