ナフサ不足、農相「困ったと相談受けてない」 企業と認識にギャップ

2026/05/15 17:45 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 鈴木憲和農相は15日、ナフサ不足で食品メーカーが包装デザインを簡素化していることについて「何か困っているといった相談を受けたわけではない。インクの材料は、平時と同様に必要量の供給ができている」と述べ、大きな問題は起きていないとの見方を示した。苦肉の策を余儀なくされている企業との認識のギャップが浮き彫りになった。

 同日の閣議後会見で記者の質問に答えた。

 鈴木氏は「現時点で現行のパッケージのままでも問題はないが、企業の判断として予防的にデザインを変更する動きがあると承知している」と表明。「食品包装に必要なナフサ由来の化学製品の供給は、全体として年を越えて継続できる見込みだ」と強調し、各社の対応について「万が一に備えた経営判断」との認識を示した。

 「私としては、今回の中東情勢に伴う食料供給上の問題とは考えていない」との考えも明らかにした。

 中東情勢の悪化による石油由来の「ナフサ」不足で、インクの原料供給が不安定化。カルビーは「ポテトチップス」のパッケージを白と黒の2色に変え、カゴメは「トマトケチャップ」の外装パッケージのトマトの絵柄部分を大幅に減らすと決めた。【鶴見泰寿】

毎日新聞

経済

経済一覧>

注目の情報