京阪HD社長「中之島線延伸で全線の価値上がる」 意欲示す
6月に京阪ホールディングス(HD)の社長に就任した平川良浩氏が毎日新聞のインタビューに応じた。中之島線の延伸計画について「延伸すれば業績への影響は大きい。京阪全線の価値が上がる」と述べ、意欲を示した。
大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)への鉄道ルートを巡り、大阪府・市の検討会は、京阪中之島線を九条(大阪市中央区)まで延伸する計画などを優位だと判断した。九条は大阪メトロ中央線や阪神なんば線も通る。平川氏は「(夢洲に開業する)IR(統合型リゾート)などで働く人の居住地を京阪沿線にも用意する。夢洲に行くだけではなく、神戸方面へ阪神に乗り換えることもできる。予想以上の効果があると思う」と話した。
約660億円とされる事業費については「国や府・市から補助をいただきたい。補助がいつからもらえるかで着工時期が決まってくる」と述べたほか、着工すれば約3年で開通できるとの見方も示した。
一方、大阪・関西万博の跡地活用についても「ぜひとも関与したい」と強調。遊園地や水族館などアミューズメント施設の企画や運営への関与を念頭に「ひらかたパークをはじめイベントやアミューズメント施設の運営には精通している。他の事業者とは異なる特長を発揮していきたい」と話した。
3月に大津線を除く全線で本格導入したQRコード乗車券について、今年度中を目標に途中下車できる仕組みを導入する考えも示した。一定額を追加で支払えば切符の購入区間の途中でも降りられるようにする。「いろんな仕組みを作っていけばQR券の利用者も増えていく」と話した。
平川氏は6月18日に社長に就任した。2026年度以降の次期中期経営計画については「25年度で一通りの開発が終わり、仕込みの時期に入る。三条駅や京橋駅の開発事業、ホテルの全国展開なども取り組んでいきたい」と話した。【妹尾直道】
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