エヌビディア売上高、利益とも過去最高 5~7月期、AI競争追い風
米半導体大手エヌビディアが27日発表した2025年5~7月期決算は、売上高が前年同期比56%増の467億4300万ドル(約6・9兆円)、最終(当期)利益が59%増の264億2200万ドルで、ともに四半期としての過去最高を更新した。人工知能(AI)開発競争の追い風を受け、米政府の対中輸出規制にもかかわらず業績を拡大させた。
主力のデータセンター向けの売上高を伸ばした。トランプ政権が4月に始めた輸出規制でAI半導体「H20」の中国への輸出を全面停止したが、規制の対象外となっている国への振り替え輸出や、マイクロソフト、グーグル、アマゾンなど米大手IT企業への先端半導体の販売拡大で補った。
8~10月期の業績見通しは売上高が540億ドルとさらに拡大すると予想した。エヌビディアは8月、販売額の15%を米政府に支払うことを条件にH20の対中輸出を再開することでトランプ政権と合意したが、業績予想はこの輸出再開を織り込んでいない数字という。
エヌビディア株の8月27日時点の終値は181・60ドル。対中輸出規制などの逆風で値下がりした4月時点に比べ、約2倍となっている。7月には時価総額が世界で初めて4兆ドルを突破している。【ワシントン大久保渉】
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