「令和の米騒動」の影響は酒蔵にも 岩手県酒造組合が訴える窮状
主食用米の価格上昇の影響による酒造用原料米の価格高騰を受けて、岩手県酒造組合(久慈浩介会長)は20日、県庁を訪れ、酒米価格の低下に向けた支援を求める要望書を達増拓也知事に提出した。
要望書によると、「令和の米騒動」によって酒米も価格が上昇。2024年の県産酒米の酒蔵の購入価格は1俵(約60キロ)当たり対前年比平均20%上がった。25年産はさらに価格が上がる見通しだという。酒米を作る農家が主食用米作りに移行する動きもあり、県産酒米の数量確保が困難になることも危惧している。
久慈会長は「すべての酒蔵が直面している問題。国産の原材料を使わないと日本酒と名乗れない。安い海外産米に切り替えることはできない」と説明。酒米の価格と供給量の安定に向けた支援を訴えた。
達増知事は「県内の酒蔵も厳しい状況にあると受け止めている。質の高い岩手の日本酒の安定的な生産を確保するため、県としても必要な対策を講じ、酒米安定供給のための抜本的な対策を国に求めたい」と話した。【山田英之】
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