コメ安定供給へ「革新的新品種」の開発推進 農水省の概算要求案
農林水産省は20日、2026年度当初予算概算要求の重点事項(農林関係)案を自民党の農林部会に提示した。「米の需要に応じた増産実現予算」のタイトルで、コメ増産関連事業の充実を求めた。異常な暑さでも収穫量が減らないコメの安定供給を目指し、高温耐性や多収性を持った品種への転換を支援しつつ「革新的新品種」の開発推進を盛り込んだ。
コメ政策関連では、農地の大区画化や、各都道府県にある「農地中間管理機構」(農地バンク)の機能を強化し、農地の集約化を加速させる事業を進める。災害などで収入が落ちた生産者を支援する「収入保険制度」の普及支援や、環境保全に配慮した水田に対する新たな直接支払い交付金の制度設計なども進めるとした。
また海外依存度の高い作物の国産転換を促すため、主食用米から麦や大豆、米粉用米などへの転作を支援する「水田活用の直接支払い交付金」を引き続き計上する見込み。
昨年来のコメ不足問題などを踏まえ、民間在庫の実態調査や不測時の食料需給力シミュレーション、世界の食料需要動向の調査なども実施するとした。概算要求は8月末までに財務省に提出する。【中津川甫】
-
和歌山の最低賃金、初の1000円超へ 現場は歓迎も企業は影響懸念
初めて時給が1000円超の1045円に引き上がる見通しになった和歌山県の最低賃金。働く現場は時給アップを歓迎する一方、企業経営者からは影響の大きさを心配する声…経済 4時間前 毎日新聞
-
和歌山の最低賃金1045円へ 近畿2府4県で最低水準は変わらず
和歌山地方最低賃金審議会(廣谷行敏会長)は19日、専門部会を開き、県の最低賃金を65円引き上げ、時給1045円とすることを確認した。初めて時給1000円を超え…経済 4時間前 毎日新聞
-
早場米、5キロ4000円超の高値に 背景にJAの“仮払金”
九州や四国などで早場米の出荷が始まり、スーパーの店頭では5キロで4000~5000円の高値で販売されている。2025年産のコメを巡っては高温障害などが心配され…経済 13時間前 毎日新聞
-
「習いに来た」 石破首相、TICADスピーチで野口英世を紹介
石破茂首相は20日、横浜市であった「第9回アフリカ開発会議(TICAD)」開会式で、日本がアフリカに寄り添う姿勢の原点として、約100年前の1928年に西アフ…経済 13時間前 毎日新聞
-
地元経済3団体、伊東市長に早期辞職求める 「市政が混乱」
静岡県伊東市の田久保真紀市長の学歴詐称疑惑で伊東商工会議所など経済3団体は20日、「市政の早期正常化のため」として田久保市長に早期の辞職を求める要望書を手渡し…経済 16時間前 毎日新聞