ベッセント財務長官「急いだ取引より良い取引が重要」 Xに投稿

2025/07/19 01:17 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 訪日中のベッセント財務長官は18日、X(ツイッター)に「急いで取引(ディール)するより良い取引の方が重要だ。米国と日本の間の互恵的な貿易合意は、依然として可能な範囲にある」と投稿した。日本との関税交渉の合意時期が、新たな高関税を発動する8月1日以降にずれ込む可能性を示唆したとみられる。ただ、トランプ氏は予定通りの発動に意欲を見せており、期日が再延期されるかは微妙なだけに、日本は苦しい立場に置かれている。

 ベッセント氏は日米関税協議について「公式会談を続けていくのを楽しみにしている」とも投稿した。「温かい歓迎を感謝する」として、首相官邸で18日に会談した石破茂首相と赤沢亮正経済再生担当相に謝意を示した。

 ベッセント氏は大阪・関西万博で19日に開かれる米国の「ナショナルデー」に出席するため、日本を訪れている。

 トランプ大統領は関税交渉が難航している日本に対して、8月1日以降、25%の関税を課すと書簡で通知した。交渉を担当する赤沢氏は、閣僚協議のため来週前半にも再訪米する見通し。【ワシントン大久保渉】

毎日新聞

経済

経済一覧>

注目の情報