赤沢氏、ラトニック氏と2回電話協議 自動車関税を中心に調整か

2025/06/29 10:12 

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 日米関税交渉のため米ワシントンを訪問中の赤沢亮正経済再生担当相は28日、ラトニック商務長官と2回にわたり電話協議した。日米間で立場の隔たりが大きい25%の自動車関税の見直しを中心に調整を進めたと見られる。

 赤沢氏は日本時間29日に帰国予定だったが、滞在期間を延長して米側閣僚との協議を続けている。

 ラトニック氏とは27日の対面協議に続き、28日午前に約15分間、同夕方に約20分間電話協議を実施した。日本政府は協議後、「日米双方にとって利益となる合意を実現できるよう、日米間で精力的に調整を続けていく」とするコメントを出した。

 一方、今回の訪米では日米交渉で米側の取りまとめ役とも言えるベッセント財務長官との協議はまだ実現していない模様だ。【ワシントン大久保渉】

毎日新聞

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