「高部だけじゃない」 聖隷クリストファー、2年連続の甲子園へ

2026/07/27 18:02 

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 第108回全国高校野球選手権静岡大会(県高校野球連盟など主催)は27日、しずてつスタジアム草薙で決勝を行い、聖隷クリストファーが8年ぶりの優勝を目指した常葉大菊川に4-2で勝って大会連覇を果たし、2年連続2回目の甲子園出場を決めた。全国大会は8月5日に開幕。組み合わせ抽選会は1日に行われる。【藤倉聡子】

 初球で149キロの直球を投じた時から、聖隷クリストファー・高部陸(3年)の独壇場だった。一回は3人の打者をわずか6球で打ち取り、波に乗った。

 コンスタントに140キロ台後半に及ぶ直球のみならず、スピードのあるカットボールでゴロを打たせたり、緩い変化球でカウントを稼いだりと多彩な投球で常葉大菊川打線に的を絞らせない。中盤には自己最速タイの150キロもマークした。

 「初めはノーヒット・ノーラン。三回に打たれた後は完封を狙った」と高部。九回に2点を失ったものの、わずか89球、10奪三振で全国レベルの力を見せつけた。

 しかし、その力投を支えたのは間違いなく野手陣だ。主将の大島歩真(3年)が「やりたかったゲームができた」と胸を張る。一回は先頭の大島の中前打を足場に塁を埋め、投手も兼ねる小金沢玲雄(3年)の満塁本塁打で先制。エース左腕を強力に援護した。

 高部が先頭打者に初めての四球を与えた八回は、二塁手の小坂俊太郎(3年)が一、二塁間の打球を好捕し一塁封殺。次打者の強いゴロを取りこぼしてからの送球はショートバウンドになったが、一塁手の宮本慶太朗(3年)がしっかりすくい上げて捕球。力投する高部をもり立てた。

 1年生だった一昨年から3年連続で決勝のマウンドに立った高部が経験に裏打ちされた投球で試合を作り、「高部のチーム」と呼ばれることに甘んじてきた野手陣も攻守に存在感を示した。「高部だけじゃない」との意気で、2年連続の甲子園に乗り込む。

毎日新聞

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