レッドカードの意味知らず?トランプ氏、米国FWの処分巡り持論
サッカー・ワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会で6日、レッドカードによる出場停止処分が猶予となった米国のFWバログン(モナコ)がベルギーとの決勝トーナメント2回戦に先発出場した。同日、ホワイトハウスで取材に応じたトランプ米大統領は、国際サッカー連盟(FIFA)に処分の再検討を要請していたことを明らかにした。
◇ベルギー戦は出場停止のはずが
バログンは1日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦の後半に退場処分を受けた。本来であれば6日のベルギー戦は出場停止となるはずだったが、試合前日にFIFAが1年間猶予すると発表した。
◇「どうしろとは言っていない」
トランプ氏は1日の試合後にFIFAのインファンティノ会長と話したことを認めたが、「私は彼にどうしろとは言っていない」と述べた。FIFAの決定には直接関与していないと強調し、「審判の判定はひどかった。正しい決定が下された」と話した。
◇トランプ氏が展開した持論
また、「フルスピードで走った2人がぶつかり合っただけだ。顔面を殴ったりしたわけではない」と持論を展開。レッドカードが何を意味するのか知らなかったといい、「次の試合に出られないと聞いてこれは大ごとだと驚いた。まだ行われてもいない試合にまで処分が及ぶなんてとても不公平だ」とまくし立てた。
インファンティノ氏も声明を発表し「私が世界中の国家元首らから電話を受けているのと同じこと。FIFAの司法機関は独立している」と強調。FIFA規律委員会は、処分猶予の理由について「当該事案を取り巻く、すべての具体的な状況、入手可能な証拠を検討した上で下された」と改めてコメントした。
◇公平性揺るがすFIFA対応に批判
米国はベスト16で姿を消したが、対戦国のベルギーをはじめ各国からは、公平性を揺るがすFIFAの異例の対応に、批判の声が強まっている。【ワシントン金寿英、シアトル生野貴紀】
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