ラグビー・流大と中村亮土、最後の雄姿 重なった「らしい」言葉

2026/06/06 20:17 

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 ラグビーリーグワン・プレーオフ3位決定戦(6日・秩父宮ラグビー場)

 ◇○埼玉パナソニックワイルドナイツ(埼玉)26―19東京サントリーサンゴリアス(東京SG)●

 日本ラグビー界にとって大きな存在だった2人が、最後の雄姿を見せた。

 東京SGのSH流大(ゆたか)とCTB中村亮土が、この試合で現役生活にピリオドを打った。

 ともにベンチスタートで先に出番が訪れたのは中村だった。後半11分に登場し「感情のコントロールが難しかった」というが、約2分後に自らボールを奪取。そこからの一連の攻撃では、相手を引きつけて背後の味方に絶妙なパスを出して、トライを演出した。

 その直後、万雷の拍手を受けて、流もグラウンドに立った。

 身長166センチ。ひときわ小柄だが、緩急自在のパスワークを武器にチームの中心に立ち、最後まで大きな声を出しながら右へ左へパスを供給した。試合後は「完全燃焼できた」とすがすがしかった。

 2人のラグビー人生は重なる部分が多い。ともに帝京大で主将を務め、日本一を達成。トップリーグ時代からサントリー一筋でプレーした。主将も担い日本代表も引っ張った。

 試合後、小野晃征ヘッドコーチは同じく引退するプロップ垣永真之介も含めて「彼らはクラブのスピリットを残してくれた。学ばせてもらった」とたたえた。

 惜しくも敗れた試合後、マイクを向けられた2人は同じメッセージをファンに送った。

 「明日のファイナル(決勝)、日本全体で盛り上げましょう」

 最後まで日本ラグビー界を思う「らしい」言葉で重なり合った2人が、グラウンドを去った。【川村咲平】

毎日新聞

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