埼玉の鉄壁を打破した「足技」 東京ベイが見せた珠玉のキック

2026/06/01 10:38 

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 ◇ラグビーリーグワン・プレーオフ準決勝(31日・秩父宮ラグビー場)

 ◇○クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(東京ベイ)26―24埼玉パナソニックワイルドナイツ(埼玉)●

 相手は伝統の「堅守」に磨きをかけ、今季はリーグ最少失点を誇る埼玉。東京ベイは試合が始まってから30分過ぎてもトライが奪えず、もどかしい展開が続いた。

 「我慢が必要だった」。フラン・ルディケ・ヘッドコーチ(HC)も覚悟の上で臨んだ相手の厚い壁を崩したのは、足技だった。

 得点はPGのみで3―7とリードされて迎えた前半35分、相手の反則でボールを得ると、東京ベイのFBショーン・スティーブンソンはすぐに試合を再開し、一気に前線へ蹴り出した。

 転がったボールは相手トライライン前ギリギリで止まり、たまらず埼玉が一度蹴り出したが、敵陣深くにポジションを進めた。

 東京ベイのラインアウトで再開してパスをつなぎ、最後はハラトア・バイレアがチーム初のトライを決め、逆転に成功した。

 その後はキックパスを増やして空中戦で優位に立ち、点の取り合いで粘る相手に最後までリードを渡さなかった。スティーブンソンは「相手にキックでプレッシャーをかけることができた」と満足そうに振り返った。

 昨季敗れたプレーオフ決勝への切符を再びつかんだ。WTB根塚洸雅(こうが)は「チーム全体が日本一に飢えている」と意気込む。

 決勝は、リーグ最終戦に5点差で敗れた神戸とぶつかる。雪辱を果たし、3季ぶりの栄冠を取り戻す舞台が整った。【川村咲平】

毎日新聞

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