返り三役の若隆景が連勝発進 「強い気持ち」で大関撃破

2026/05/12 08:51 

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 ◇大相撲夏場所2日目(11日、東京・両国国技館)

 ◇○若隆景 寄り切り 琴桜●

 4場所ぶりに三役へ返り咲いた若隆景が連勝発進だ。この日は大関の琴桜を真っ向勝負で破り、「しっかり寄り切れて良かった」。表情は変えないものの、発する言葉には充実感が漂った。

 立ち合いは低く当たって右をのぞかせ、左は下から絞りながら上手を取った。ここから頭をつけて相手を起こし、両まわしを引きつけての寄り。体重138キロの自身より40キロも重い大関の投げも落ち着いて残し、業師らしい理詰めの取り口で勝負を決めた。

 前回三役だったのは関脇で大関取りに挑んだ昨年9月の秋場所だ。だが、首のけがもあって負け越し、昇進は振り出しに戻った。

 先場所も13日目に勝ち越すと、右ひじのけがで翌日から休場して春巡業も全休した。

 ただ、けがに悩まされながらも大関を狙える地位に戻ってきた。若隆景は「強い気持ちで土俵に上がっている。体が大きくないので『気持ちで負けないように』という意識はある」と語る。

 2022年春場所で幕内優勝を果たし、その後、右膝の大けがで幕下まで落ちた苦労人でもある。「一生懸命、最後まで相撲を取る。それだけ」。まずは目の前の一番に集中する。【飯山太郎】

毎日新聞

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