<リンクサイド>坂本花織「思い出に浸ってくれたら」 スターズ・オン・アイス

2026/04/07 19:35 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 フィギュアスケートのアイスショー「スターズ・オン・アイス」の大阪公演が3~5日、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームで開かれ、今季限りで引退する坂本花織選手(シスメックス)が出演した。10~12日には東京辰巳アイスアリーナでも計5公演が予定されている。

 坂本選手はミラノ・コルティナ冬季オリンピックの個人、団体で2個の銀メダルを獲得。現役最後の競技会となった3月の世界選手権では金メダルを獲得し、有終の美を飾った。

 ショーでは今季のフリーで使用した「水に流して」を披露し、優美な滑りで観客を沸かせた。

 坂本選手の3日の公演後の主な談話は次の通り。【玉井滉大】

 ◇「一人で晩酌してたら…」

 <五輪シーズンを終えました。改めて、シーズンを振り返って>

 今シーズンは比較的、他のシーズンに比べて調子を上げるタイミングは早かったかなと思うんですけど、それでもやっぱり、なかなか試合でうまくいかないとか、思うような成績が残せないとか、ちょっと苦しい試合が多かったなっていう印象があるんですけど。

 オリンピックでは団体でみんなで力を合わせて勝ち取った銀メダルと、自分が力を出しきれなくて悔しかった銀メダルを両方獲得して。

 そこでやっぱり、「自分のスケートは本当にこれでよかったのか」と思って。最後の力を振り絞って、世界選手権で本当によい終わり方ができたので。

 シーズン、もう言っちゃえば「終わりよければ全てよし」っていう感じのシーズンでした。

 <長いシーズンを終え、最初に迎えたアイスショーが日本でのスターズ・オン・アイスでした>

 毎年、こうやってスターズ・オン・アイスに出させていただけて。本当に世界選手権まで1シーズン、たくさんの方に応援してもらって、私たち選手はすごく力を出せたと思うので。その感謝の気持ちも込めて、皆様の前でこうやって披露できるのはすごくうれしいことです。

 <まだ公演は続きますが、どんな姿を見せたいですか>

 私のエキシビションはフリーの3曲目の「何も後悔していない(水に流して)」っていう曲と、あとは「A Million Dreams」で、過去のいろんなプログラムがちょっとずつ入っているプログラムになっているので。ちょっとでも、思い出に浸ってくれたらいいなって思っています。

 <世界選手権を終えた後のチェコでの引退パーティー、どんなサプライズだったのでしょうか>

 花織が部屋でパッキングしながらビールを飲んでて(笑い)。

 「後でみんなで集まろう」みたいな話はしていたんですけど、バンケットが終わってから30分ぐらいたっても、何も連絡がなくて。「集まるの、なくなったん?」みたいな感じで聞いたら、(吉田)唄菜ちゃんが「外国の人と戯れてて、あともうちょっとで解散。これ解散したらいけるから」みたいな感じで連絡くれて。

 でも、実はそれはサプライズの準備をしている最中やって。で、一人で晩酌してたら「コンコン」って女子が全員来て。

 「はい、かおちゃん、いくよ」って言われて、目隠しされて。(森口)澄士の部屋に連れ去られて。

 で、部屋には男子がそろっていて。そこで全員そろって「かおちゃんお疲れ」みたいな感じで、サプライズしてくれました。

 <お気持ちは>

 いや、めちゃくちゃうれしかったです。もうなんかちょっと酔っぱらってたので、余計ハイテンションになりました。

 <外国の選手も写真に写っていましたが>

 「ゆなすみ」と一緒に練習している選手なんですけど。花織と写真を撮りたくて、試合終わってから2日間、日本語で「一緒に写真を撮ってください」っていうのを、澄士とかにいっぱい確認して、めっちゃ練習して。

 実際「一緒に写真を撮ってください」って言われて一緒に写真を撮って、みたいな流れでした。

 <もう試合がないなとか、新シーズンに向けて競技者として準備しなくていいとか、変化を感じるところは>

 正直、コーチ業も全然まだスタートしてないですし。帰って間もないので、あんまりその実感っていうのはないんですけど。

 強いて言うなら、振り付けの予定がないなっていうのが。

 世界選手権から帰ってくる頃には大体、誰に振り付けしてもらうとか、どの時期にどこに行くかみたいなのを組み始める時期なので。

 それを全く考えなくていいんだって思ったら、「あー、選手じゃないな」っていう感じがします。

 <後半の部の最初、ミラノ五輪の団体メンバーで団体戦を再現していましたが、誰の提案なのでしょうか>

 主催者の方かな。なんか、「そういう特別なグループナンバーをやりたいなって思っていて」みたいな。

 案内が来た時に「すごい、すてきなこと考えるじゃん」って思って(笑い)。

 ミラノでも結構、団体戦は盛り上がってたんですけど、日本でもどうやらめちゃくちゃ盛り上がってたみたいで。

 で、それをもう一度再現して、もう一度感動を共有しようみたいな感じで、グループナンバーができました。

 <引退後、改めて中野園子コーチや親御さんへの引退のあいさつは>

 帰国して次の日、4月1日に中野先生とグレアム(充子)先生には改めて、お母さんと一緒にごあいさつに行ってっていう感じですね。

 家族にも会いました。帰った日に会って、メダルをかけました。みんなにかけて。

 で、なんかメダルを(ショートプログラム、フリーのスモールメダルと合わせて)三つ持ってたら、めいっ子が「これ、金メダルかける」って言って、もうサッてかけてたので。

 「あ、かけ慣れてる」とか思いながら(笑い)。で、お姉ちゃんが「それかけられるの、普通じゃないからな」って言いながら、わちゃわちゃしてました(笑い)。

毎日新聞

スポーツ

スポーツ一覧>

注目の情報