スピードスケート野明花菜「最高の恩返し」 両親も五輪出場
ミラノ・コルティナ冬季オリンピックで、日本はスピードスケートで3個のメダルを獲得した。初の五輪で銅メダルをつかんだのが女子団体追い抜き(パシュート)に出場した野明花菜(はな)選手(21)=立大=だ。両親はともにオリンピアンで周囲の期待をプレッシャーに感じた時もあったが、同じ舞台に立った後、こみ上げてきたのは感謝の思いだった。
五輪デビューはいきなりメダルがかかる大一番となった。17日のパシュート3位決定戦。野明選手は「緊張で頭が真っ白」のままスタートし、直後につまずいた。「やばい」と焦ったが、後ろの佐藤綾乃選手(29)=ANA=に「落ち着いて」と声をかけられ、踏ん張った。終盤も脚が限界を迎えてバランスを崩したが、前を滑る高木美帆選手(31)=TOKIOインカラミ=の背中を必死で追い、米国を振り切った。
パシュートは3大会連続での表彰台となったが、野明選手は「緊張で自分が自分じゃない感じだった。偉大な先輩のおかげ」と反省しきりだった。それでも、佐藤選手は「自分で立て直した。緊張してもメダルを取れたのは野明の強さ」と評価し、高木選手は「ともに戦う仲間」とたたえた。
長野県下諏訪町出身。両親はスピードスケート選手で、五輪には父の弘幸さんが1998年長野大会と2002年ソルトレークシティー大会に、母三枝さん(旧姓・上原)が92年アルベールビル大会と長野大会にそれぞれ出場した。
野明選手も両親から指導を受け、小学生からスケートに打ち込んできた。だが、成績が思うように伸びず、オリンピアンである両親の存在を重荷に感じた時期もある。けがに苦しみ、スケートをやめようと思った時もあったが、「中途半端なまま終わりたくない」とリンクに向かい、パシュートのメンバーとして日本代表に選ばれた。
ミラノ入り後に感じたのは五輪独特の緊張感だった。女子500メートルと1000メートル銅の高木選手の滑りを目の当たりにし、「五輪は中途半端な気持ちで立つ場所じゃない。自分の全てを最大値まで持っていって立つ場所」だと実感した。
それと同時に、この舞台で戦った経験がある両親の存在も素直に受け止められるようになった。
メダルを手にした後、両親や支えてくれた人たちへの感謝で胸がいっぱいになった。「1人でここまで来られたわけではない。最高の恩返しができた」
団体種目で一つ結果を残し、次回大会では個人種目での出場を見据える。再び4年後を目指す日々が始まる。【ミラノ山田豊】
-
アイスホッケー男子、米国が46年ぶり金 カナダとの延長戦制す
ミラノ・コルティナ冬季オリンピックは最終日の22日、アイスホッケー男子の決勝があり、米国が延長戦の末、カナダを2―1で降し、1980年のレークプラシッド五輪以…スポーツ 6時間前 毎日新聞
-
JOC、選手らへの誹謗中傷1919件を削除申請 ミラノ五輪
日本オリンピック委員会(JOC)は22日、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックに出場している選手やスタッフらに対するSNS上などでの匿名の誹謗(ひぼう)中傷につ…スポーツ 11時間前 毎日新聞
-
コスタノヴァが貫禄の連覇 驚異の末脚見せる フェブラリーS
◇第43回フェブラリーステークス(22日・東京競馬場) 強烈な末脚を見せたコスタノヴァが、今年最初のGⅠで貫禄の連覇を成し遂げた。 しっかりスタートを決め…スポーツ 11時間前 毎日新聞
-
菊池雄星、侍ジャパンに合流 入国後すぐに宮崎へ 大忙しの一日に
3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けた野球日本代表「侍ジャパン」の宮崎合宿に22日、米大リーグ勢の菊池雄星(エンゼルス)と菅野智之(ロッキ…スポーツ 11時間前 毎日新聞
-
WBC、井端ジャパンが初実戦 阪神選手の猛打で監督はうれしい悲鳴
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)連覇を狙う井端ジャパンの今年初実戦となったソフトバンク戦で、存在感を発揮したのは阪神の面々だった。4番に入った佐藤…スポーツ 11時間前 毎日新聞
サイトマップ















