「また少しずつ世界一に…」 やり投げの北口、地元・旭川で再起誓う

2025/10/12 15:42 

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 トップアスリートが子供たちにスポーツの楽しさを教える「JALアスリートアカデミー」が12日、北海道旭川市であり、地元出身のパリ・オリンピック女子やり投げ金メダリストの北口榛花選手が地元の小・中学、高校生に競技の魅力や上達方法などを伝えた。

 日本航空のアスリート社員として村竹ラシッド選手ら3人とともに講師を務めた北口選手は、やり投げの練習に使うジャベリックボールを使い、投げる際の体の向き、角度などをアドバイス。「走る、跳ぶ、投げるを経験してもらい、成長して、あの時楽しかったと思い出して陸上をやりたいと思う子供たちが増えてくれれば」と話した。

 北口は連覇が期待された9月の世界選手権東京大会では予選落ち。だが、来年の愛知・名古屋アジア大会、世界陸連が創設する新たな国際大会「アルティメット・チャンピオンシップ」を視野に入れ、「2年連続で日本で大きな大会があることはなかなかない。世界で1番から離れてしまったが、また少しずつ世界一に近づいていければ」と意欲を見せた。【横田信行】

毎日新聞

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