蒸し暑さ「想像以上」 競歩30分前倒しも、川野はけいれん 世界陸上
陸上の世界選手権が13日に国立競技場で開幕し、最初の種目の男子35キロ競歩で川野将虎選手(旭化成)がフィニッシュ後に倒れる場面があった。
日本陸上競技連盟の関係者によると熱中症と思われる症状で、脱水状態になった。意識ははっきりしているという。
スタート時の気象条件は気温26度、湿度77%だった。
川野は前半から先頭集団でレースを展開したが、27キロ付近で胸を押さえながら、一度立ち止まった。
その後、持ち直したものの、順位を落として18位でフィニッシュ。川野はコースを振り返って一礼した途端にふらつきながら倒れ、けいれんを起こした。
35キロ競歩は当初、午前8時スタートの予定だったが、暑さを考慮して30分前倒しされ、午前7時半から行われた。
大会を主催する世界陸連(WA)は「特にレース後半以降に温度が上がるタイミングを考慮すると30分(前倒し)で十分効果が得られる」としていた。
しかし、26位だった丸尾知司選手(愛知製鋼)は「(レースの)早い段階で(脚が)つりはじめてしまった」と振り返った。
海外選手からも「暑さは想定していたが、蒸し暑さは想像以上だった」という声が聞かれた。
日本陸連の谷井孝行ディレクターは「序盤から中盤にかけて気温が低く、(全体が)ハイペースに進んだ。後半に気温が上がったことで(一気に)ダメージを受けたのではないか」と分析した。
14日の女子マラソン、15日の男子マラソンも当初より30分早い午前7時半にスタートする。【岩壁峻、田原和宏】
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