「自分のバットで」 JR東日本、ルーキーが執念の一発 都市対抗
◇第96回都市対抗野球大会東京都2次予選・第4代表決定戦(4日、神宮球場)
◇○JR東日本6―4NTT東日本●(JR東日本は16年連続28回目)
連続出場を途切れさせるわけにはいかなかった。チームの執念がルーキーを後押しし、JR東日本が最後の1枠に滑り込んで、16年連続の本大会出場を果たした。
1―2の五回、先頭の杉崎成は「何としてでも自分のバットで取り返そう」と強く決めて打席に入った。四回に自身の失策で1点を失っていたからだ。
カウント1―1から外に落ちる球をうまく強振すると、打球は左翼席へ。試合を振り出しに戻した。流れに乗った打線は後ろがつながり、この回一挙3得点で逆転に成功。杉崎は八回にも左越えの一発を放ち、「本塁打という最高の結果で返せたので良かった」と笑顔を見せた。
杉崎は明大から今季入社。「社会人になってから、ツーストライク後の待ち方の意識を変えたことで、追い込まれても自分の力を発揮できる」と自信をのぞかせる。初めての都市対抗予選で値千金の当たりを放ち、言葉通りの働きを見せた。
浜岡武明監督は「ひるまず、新人らしくどんどん振っている。結果も出てくれて良かった。杉崎がしっかり打って、それに感化されてベテランたちも引っ張られた」と話した。
チームは前夜の第3代表決定戦でHondaに大敗。後がない中でも選手たちは気持ちを切り替えて勝ちきった。浜岡監督は「選手たちはよく頑張ってくれた。社運をかける思いで、会社を背負って一生懸命やってくれた」とねぎらいの言葉をかけた。【高橋広之】
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