「永久不滅のヒーロー」 各界の著名人がコメント 長嶋茂雄さん死去

2025/06/03 12:55 

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 プロ野球・巨人で選手、監督として活躍した長嶋茂雄さんの死去を受け、著名人らが交流サイト(SNS)などにコメントを投稿し、その人柄をしのんだ。

 俳優の小沢仁志さんは「ミスターベースボール 栄光の背番号3 子供の頃からずーっと観(み)てました」と振り返り、「まだまだ野球は続いていきますが永い間本当にありがとうございました」とコメント。小泉進次郎農相は「父と長嶋監督時代に観戦したことを思い出します。野球少年にとっては永遠に憧れの人。心よりご冥福をお祈りします」と投稿した。

 長嶋さんは立教大野球部からスターへの階段を駆け上っていった。同大の西原廉太総長は「長嶋茂雄さんは、立教大学にとって永久不滅のヒーローです」と談話を発表。父親が同大の同期生で応援団だったという俳優の嶋大輔さんは「子供の頃よく2人で撮った写真を見せられ(父は)嬉(うれ)しそうに話をしていました。心よりお悔やみ申し上げます」とコメントした。

 落語家の立川志らくさんは、長嶋さんが立川談志さん(2011年死去)とテレビで対談したときのエピソードを投稿。3時間も遅れてきた談志さんが「あんたは天才だからこんなことじゃ怒らねえよな」と言うと長嶋さんも「はぁいぃ」と笑い、終始和やかだったという。志らくさんは「天才同士凄(すご)いなと思って見ていた」と振り返った。

 長嶋さんが1990年から35年にわたりアンバサダーを務めたセコムは「長嶋さんのご功績に深く感謝するとともに、謹んでご冥福をお祈り申し上げます」と広報を通じて発表した。

 出身の千葉県の熊谷俊人知事は「県民栄誉賞も受賞され、多くの県民から愛された」と惜しんだ。同郷の佐倉市出身の歌手の荻野目洋子さんは、長嶋さんに会った時に青い扇子をプレゼントするとすぐに開いて使ってくれたとして「日本中に与えてくれる勇気の源は、こうした優しさなのだと感じました」と悼んだ。【竹内麻子】

毎日新聞

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