閉山中の富士山、ヘリ救助有料化へ 山梨県、27年9月開始目指す

2026/09/14 20:08 

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 閉山中の富士山で遭難事故が相次ぐことを受け、山梨県は14日、登山届を出さずに遭難した場合などに、防災ヘリコプターによる救助費用を有料化すると発表した。条例案を今後まとめ、来年9月の運用開始を目指す。県によると、有料化すれば埼玉県に続き全国で2例目。

 山梨県は例年9月から翌年6月の閉山期間中、富士登山の自粛を求めているが、山梨県側では少なくとも毎年数百人が登山し、遭難や死亡事故が起きている。

 事故を抑止するため、無届けの登山者が閉山期間中に遭難し、防災ヘリを利用した場合には費用を請求すると条例で定める方針。登山届を提出しても装備や登山方法などが「無謀な登山にあたる」と専門家が判断した場合も、請求する可能性がある。請求金額は検討中という。

 長崎幸太郎知事は14日の記者会見で「無謀な登山は救助する人間の命も危険にさらす。こうした取り組みを通して(富士山の)冬山登山のあり方に一石を投じたい」と話した。

 先行する埼玉県は2018年、全国で初めて有料化。一部の山域を対象に飛行時間5分あたり8000円を請求している。埼玉県では10年、救助に向かった県防災ヘリが墜落し、乗員5人が死亡する事故があった。【杉本修作】

毎日新聞

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