石川、富山の大雨から1週間 住宅被害1100棟超、孤立集落も

2026/09/04 08:37 

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 能登半島の南部を襲った記録的な大雨から3日で1週間がたった。石川、富山両県で多数の河川が氾濫するなどし、床上・床下浸水を含む住宅被害は3日時点で計1128棟となった。復旧作業が進む一方で、被害の全容はいまだ明らかになっておらず、被害件数は日を追うごとに増え続けている。

 富山県によると、氷見(ひみ)市を中心に住宅623棟が浸水などの被害を受けた。石川県でも505棟で被害が確認された。

 氷見市では3日時点で2地区の18世帯25人が孤立状態となっており、市がドローンを使って生活物資を届けている。

 このうち同市床鍋地区は土砂崩れで道路が寸断され、孤立状態が続く。柳原栄信区長によると、地区内の住宅に被害はなく、住民の健康状態も問題ないという。柳原区長は「一日も早く道路がつながってほしい」と話した。市は7日までの孤立解消を目指している。

 農地や農作物への被害も深刻だ。石川県羽咋(はくい)市では、市内を流れる五つの河川が氾濫。干拓地や周囲の農地約410ヘクタールが冠水した。水田が水没したり、稲穂が倒れたりする被害が相次ぎ、県が調査している。

 約140世帯が暮らす石川県宝達(ほうだつ)志水(しみず)町の杉野屋地区では、約30世帯が浸水被害を受けた。3日も住民らが家財の片付けに追われた。

 松中雅樹区長は「この地域は以前から浸水被害に遭ってきた。地区の排水構造を改善してほしい」と訴えた。

 北陸地方では8月27日未明から線状降水帯が断続的に発生した。石川と富山の計5市町にレベル5大雨特別警報が発表された。

 気象庁によると、8月27日午後2時半までの24時間降水量は氷見市で358ミリ、羽咋市で340・5ミリと観測史上最多を記録した。【鈴木鈴美香、浜名晋一、衛藤達生】

毎日新聞

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