「逃げる意識を」 危機意識の低下に懸念 広島土砂災害12年

2026/08/20 16:57 

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 災害関連死を含めて77人が亡くなった広島土砂災害は20日、発生から12年となった。広島市安佐南(あさみなみ)区と安佐北区の被災地では献花台が設けられ、遺族や住民らが犠牲者を悼んだ。

 土砂災害は2014年8月20日未明に発生した。短時間の局地的な豪雨の影響で土砂崩れや崖崩れが多発し、住宅など約400棟が全半壊した。

 安佐南区の市立梅林小学校にある慰霊碑前では、松井一実市長や遺族らが花を手向けた。毎年献花に訪れている安佐南区の立川新三さん(89)は、兄洋二さん(当時81歳)と兄の妻サチコさん(同82歳)を亡くした。慰霊碑に刻まれた2人の名前をさすりながら「わしらも頑張るけえ。安らかに」と声を掛けていた。

 追悼行事を主催した梅林学区自主防災会連合会の石橋孝治会長は、時間の経過とともに住民の危機意識が薄れていることを心配しているという。「世界的な異常気象で想定以上の事態が起きるかもしれない。何かあればすぐに逃げる意識を徹底したい」と気を引き締めていた。【川原聖史】

毎日新聞

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