夜の寺で「いちま~い、にま~い…」 怪談会に親子ら30人参加

2026/08/19 17:00 

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 夜の寺を使った親子向けの怪談会が、北九州市小倉北区原町の長玄寺で開かれた。古くから伝わる怪談や絵本を僧侶が朗読すると、来場した親子連れ約30人は息をのんで聴き入っていた。

 少子化や墓じまいなどの影響で、訪れる機会が少なくなっている寺に足を運んでもらおうと企画。夏休みの本堂で怖い話を楽しむ「テラコワ」と銘打ち、5回目の開催となった。

 怪談会は日が落ち始めた午後7時過ぎから始まり、照明を落とした薄暗い本堂には妖怪のイラストが施された灯籠(とうろう)とちょうちんが並べられ、おどろおどろしい雰囲気を演出。「いちま~い、にま~い……」と数えるお菊で有名な古典怪談「番町皿屋敷」や、小泉八雲の「耳なし芳一」が披露されると、父親にぴったりと寄り添う女児の姿も。参加者は静まり返る雰囲気の中、怪談に耳を澄ませた。

 境内では「妖怪縁日」もあり、皿を手にした「お菊」や、漫画家の水木しげるさんが描いた「ぬりかべ」などに扮(ふん)した子どもたちが登場した仮装コンテストで盛り上がった。

 企画した僧侶の谷川のぞみさん(41)は「子どもたちが昔話に触れる機会が減ってきており、伝承の意味合いで続けている。お寺も身近な存在なので、気軽に訪れてほしい」と話していた。【橋本勝利】

毎日新聞

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