逆転勝訴のヒグマハンター、猟銃廃棄巡り北海道と国を提訴

2026/08/17 18:50 

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 北海道砂川市の要請でヒグマを駆除して道公安委員会に猟銃所持許可を取り消され、最高裁で処分の撤回を認められたハンターの男性が17日、違法に自身の猟銃を廃棄されたとして、北海道と国に計約43万円の損害賠償を求める訴訟を札幌地裁に起こした。

 男性は道猟友会砂川支部長の池上治男さん(77)。池上さんは2018年8月にヒグマを駆除した際の発砲が民家に危険を及ぼしたとして19年に猟銃所持許可を取り消されたが、26年3月の最高裁判決で逆転勝訴が確定した。

 今回の訴状などによると、発砲したライフル銃は鳥獣保護管理法違反容疑などの捜査で18年10月に道警に押収され、道警は19年1月に池上さんの署名、押印がある「所有権放棄書」を作成させた。

 一方、池上さんは19年6月に猟銃所持許可の取り消し処分に関して道に行政不服審査請求をしていたが、検察は翌7月に所有権放棄書に基づいて銃を廃棄した。

 原告側は、放棄の意思がないと知りながら道警が所有権放棄書を作成させたと主張。また、行政不服審査請求を受けて関係機関は連携して処分対象の銃を保全しなければならなかったのに、それを怠ったなどとしている。

 札幌地検は「ライフル銃は法令等に基づいて適正に廃棄した」としている。【谷口拓未】

毎日新聞

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