「風化したら本当に嫌」 日航機墜落事故41年、記憶の継承課題

2026/08/12 19:11 

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 日本航空(JAL)のジャンボ機が群馬県上野村の山中に墜落し、乗客乗員520人が犠牲になった事故から12日で41年を迎えた。遺族の高齢化が進み、記憶の継承が課題となる中、若い世代や地元の住民、他の事件や事故で大切な人を亡くした遺族も村に集い、ともに空の安全を祈願した。

 台風15号の接近と重なり、JALによると、標高1500メートル超にある墜落現場「御巣鷹(おすたか)の尾根」の慰霊登山には、40年の節目だった昨年より121人少ない49家族162人が参加。斜面に点在する犠牲者の名前が記された銘標などを目指した。

 その後、ふもとにある追悼施設「慰霊の園」では慰霊式が営まれ、遺族や日航関係者らが参列。犠牲者の数と同じ520本のろうそくに点火し、墜落時刻の午後6時56分に合わせて一斉に黙とうをささげた。

 遺族らでつくる「8・12連絡会」の事務局長、美谷島邦子さん(79)は「歩みを止めないで伝え続けたい」と語った。事故で次男の健さん(当時9歳)を亡くし、列車事故や東日本大震災などの遺族とも交流を深めてきた。

 孫で中学1年の芽生さん(13)も11日の灯籠(とうろう)流しから参加。「若い人たちは少ない印象があり、事故が風化してしまったら本当に嫌だなと思っている。これからもここに来て、事故の事を思い出したい」と話した。【福田智沙、新宮巳美】

毎日新聞

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