「安らかにとは言えないが…」 原爆の日、平和記念公園で追悼

2026/08/06 10:32 

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 広島原爆の日の6日朝、平和記念式典が開かれた広島市中区の平和記念公園には多くの人が訪れ、原爆の犠牲者を追悼した。

 広島市安佐南区の藤本義彦さん(89)は原爆投下翌日、平和記念公園がある辺りで叔父を捜して歩いたという。「見渡す限り死体の山で、強烈な臭いが忘れられない。惨状を見ただけに『安らかに眠ってください』とは言えないが、追悼がしたくて来た」と話した。

 原爆慰霊碑に手を合わせた広島市南区の日浦絹子さん(83)は、8年前に亡くなった胎内被爆者の夫に「元気にしているよ」と伝えたという。自身も2歳で被爆しており、「戦争は絶対に嫌だ」と語った。

 広島市東区の理容師、浜田勝治さん(87)は、祖父母が爆心地から約1・4キロの中広町(現広島市西区)で被爆死した。「広島のような悲劇を二度と繰り返してはならない。核兵器のない世界を実現するためにも、非核三原則は守るべきだ」と語った。

 大阪市の会社経営、佐藤恵里さん(66)は、広島駅で被爆して昨年4月に亡くなった父の氏名が原爆死没者名簿に記載されるのに合わせて初参列した。「父は今の世界情勢を危惧していた。平和がいつまでも続いてほしい」と話した。【田辺泰裕、恒成晃徳、井村陸、川原聖史】

毎日新聞

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